生成AIサービス¶
本システムでは、大規模言語モデル(LLM)による生成AIサービスを提供しています。APIはOpenAI互換であるため、OpenAI SDKや互換ツールの接続先を差し替えるだけで、お手元の端末やアプリケーションから利用できます。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| エンドポイント(base URL) | https://api.rikyu.r-ccs.riken.jp/v1 |
| API形式 | OpenAI互換 |
| 認証 | APIキー(理究ポータルで発行) |
利用できるモデル¶
| モデル名 | パラメータ数 | コンテキスト長 | 説明 | モデルカード |
|---|---|---|---|---|
qwen3.6-35b |
35B | 256K | 標準モデル。応答が速く、汎用的に利用できます | Qwen/Qwen3.6-35B-A3B |
kimi-k2.6 |
1T | 128K | 大規模モデル | moonshotai/Kimi-K2.6 |
glm-5.2 |
743B | 1M | 長いコンテキストを扱えるモデル | zai-org/GLM-5.2 |
kimi-k3 |
2.8T | 928K | 最大規模のモデル | moonshotai/Kimi-K3 |
パラメータ数は総パラメータ数です。いずれもMoE(Mixture of Experts)モデルであるため、1トークンの生成に実際に使われるパラメータ数はこれより少なくなります。コンテキスト長は、本サービスで入力に指定できるトークン数の上限であり、モデル本来の上限とは異なる場合があります。
いずれのモデルも、推論(reasoning)とFunction Callingに対応しています。
Note
モデルは追加・変更されることがあります。最新の一覧は、発行したAPIキーを使って/v1/modelsから取得できます。取得方法は後述の「curlでの利用」を参照してください。
APIキーの発行¶
APIキーは、理究ポータルで発行します。
ポータルにログインし、画面上部のAPIキーを選択します。新しいキーを発行のフォームで課題IDを選び、発行をクリックします。
Warning
発行したキーは、発行直後に一度だけ表示されます。再表示はできませんので、安全な場所に保存してください。紛失した場合は、一覧から該当のキーを失効し、新しいキーを発行してください。
APIキーは課題ごとに1つ発行できます。APIの利用量は、キーの発行元の課題に計上されます。複数の課題に所属している場合は、利用したい課題のキーを使用してください。
Warning
APIキーは本システムを利用するための認証情報です。第三者と共有せず、ソースコードや公開リポジトリに直接記述しないでください。漏洩のおそれがある場合は、ポータルの一覧からキーを失効し、新しいキーを発行してください。
curlでの利用¶
発行したAPIキーを環境変数に設定します。OPENAI_API_KEYは、OpenAI SDKや多くの互換ツールが既定で参照する環境変数名です。
利用できるモデルの一覧を取得します。
テキストを生成します。modelには利用するモデル名を指定します。
curl https://api.rikyu.r-ccs.riken.jp/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "qwen3.6-35b",
"messages": [
{"role": "user", "content": "スーパーコンピュータとは何ですか。"}
]
}'
生成結果を逐次受け取る場合は、streamにtrueを指定します。
curl https://api.rikyu.r-ccs.riken.jp/v1/chat/completions \
-H "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \
-H "Content-Type: application/json" \
-d '{
"model": "qwen3.6-35b",
"messages": [
{"role": "user", "content": "スーパーコンピュータとは何ですか。"}
],
"stream": true
}'
Pythonでの利用¶
OpenAIのPythonライブラリをインストールします。
base_urlにエンドポイント、api_keyに発行したAPIキーを指定します。
import os
from openai import OpenAI
client = OpenAI(
base_url="https://api.rikyu.r-ccs.riken.jp/v1",
api_key=os.environ["OPENAI_API_KEY"],
)
response = client.chat.completions.create(
model="qwen3.6-35b",
messages=[
{"role": "user", "content": "スーパーコンピュータとは何ですか。"},
],
)
print(response.choices[0].message.content)
生成結果を逐次受け取る場合は、stream=Trueを指定します。
stream = client.chat.completions.create(
model="qwen3.6-35b",
messages=[
{"role": "user", "content": "スーパーコンピュータとは何ですか。"},
],
stream=True,
)
for chunk in stream:
content = chunk.choices[0].delta.content
if content:
print(content, end="", flush=True)
Note
本サービスのモデルは推論モデルです。回答に至るまでの思考過程は、message.contentではなくmessage.reasoning_contentに格納されます。
OpenAI互換アプリケーションでの利用¶
Cline(Visual Studio Codeの拡張機能)のように、接続先とAPIキーを設定できるアプリケーションであれば、そのまま利用できます。設定項目は次のとおりです。
| 設定項目 | 設定値 |
|---|---|
| API Provider | OpenAI Compatible |
| Base URL | https://api.rikyu.r-ccs.riken.jp/v1 |
| API Key | 発行したAPIキー |
| Model ID | 利用するモデル名(例:qwen3.6-35b) |
項目名はアプリケーションによって異なりますが、接続先(base URL)とAPIキー、モデル名を設定できるものであれば同様に利用できます。
注意事項¶
- 1回のリクエストで生成されるトークン数の上限(
max_tokens)は、指定しない場合32,768です。長い入力を与える場合は、入力とmax_tokensの合計がモデルのコンテキスト長を超えないようにmax_tokensを調整してください。超えるとエラー(HTTP 400)になります。 - リクエストボディのサイズ上限は32 MBです。
- リクエストのタイムアウトは600秒です。
- 公開しているのは
/v1配下のパスのみです。
利用料金¶
早期アクセスフェーズ2の期間中、生成AIサービスの利用は無料です。
はじめにに記載の利用料金(300円/GPU時間)は、Slurmで実行する計算ジョブに対するものであり、生成AIサービスの利用は対象外です。APIの利用量は、理究ポータルの利用量のページで確認できます。